問題社員対応

問題社員対応とは

問題社員対応とは,社員(入社予定者または元社員)による問題行動に対する会社として行う対応を指します。問題行動といっても,その時的範囲は雇い入れから雇用終了後までと幅広くその内容も多種多様であり,主だったものとして以下のようなものが挙げられます。

 

・内々定を出した学生が逮捕され退学処分となった
・タイムカードによる勤怠管理を行っているが,出社時刻を打刻しているにもかかわらず,業務を行わず,私的に時間を使い,その日の業務を終えているにもかかわらず,帰社時刻を遅らせて打刻する社員がいる
・遅刻を繰り返し,いくら注意及び指導を行っても改善されない社員がいる
・ある社員が酒に酔って,同僚を殴って怪我をさせた
・退職した社員と思われる人物が,ウェブサイト上で会社についてその名誉を棄損しかねない内容を投稿していた

 

このような社員等の各問題行動に対し,会社は適切な対応を迅速にとる必要があります。

 

問題社員対応を放置すると

社員等の問題行動に対し,適切かつ迅速な対応をとらずにそのまま放置を続けてしまうと,会社と当該社員等の間で法的トラブルが発生し,当該問題行動及びそれに対する会社の対応が争点となることはもちろん,場合によっては第三者との間でも紛争が生じ,回復しきれない損害を出してしまう可能性があります。そのため,今は些細な問題のように見えても,予防法務対応を行い将来な大きなトラブルの芽を摘むことが会社の健全な発展・成長のため重要となると考えられます。

 

弁護士による問題社員対応

該当の社員の問題行動に応じて,法的トラブルが生じぬよう会社として適切な対応を行います。既に法的トラブルが生じているようであれば,トラブル解決のための任意交渉及び訴訟活動を行い,速やかな解決を目指します。また,今後新たな問題行動が生じないよう就業規則の制定,労務管理の策定等必要な措置を講じます。

 

弁護士に相談するメリット

社員等の問題行動に対する対応を行うとしても,適切な対応でなければ,トラブルを効果的に予防することができません。また,そのような問題社員は,会社側の対応のちょっとした不備を言い立ててくることも少なくありません。弁護士にご相談いただければ,問題行動の内容に応じ,会社としての対応が適切なのかという点はもちろん,法的に不備のない対応方法や,相手方からの主張に対しての効果的な反論,問題解決に向けた具体的な進め方など,詳細なアドバイスを受けることができます。

また,既に法的トラブルが生じているようであれば,その対応を相談することもできますし,そもそも問題行動が生じないような制度を作りたいということでしたら,就業規則の制定など予防法務についてのアドバイスをさせていただきます。

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Last Updated on 2023年10月4日 by ace-construction-law

この記事の執筆者

弁護士法人エースパートナー法律事務所

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